†LOVE微炭酸†
「げ」
「おや、旦那」
「あらあら、相変わらず仲いいのね。土方くんに沖田くん」
†LOVE微炭酸†
「げ、はないんじゃないの、土方くん」
パチンコでも行こうかな~とか思ってブラブラしてたら、真っ黒制服の2人組と遭遇した。
1人は顰めっ面、もう1人は無表情。どっちも、人と会った時の適切な対応ではないね。
「そうですぜ、土方さん。お世話になってる人には、ご挨拶でさぁ」
「あらま、優しいのね、沖田くん」
「そりゃまあ。こんな鬼と比べりゃ、誰でも聖人ってモンでさ」
「黙れ、悪魔っ子。大体俺はこんな奴に、世話になった覚えはない」
「ワリィねぃ、旦那。この人、耄碌してるから」
「んーん~、別に気にしない」
「斬られてぇのか、テメェらァァァ!!!」
うーん、やっぱり楽しいね。
俺的には微笑ましく、でも表面上は多分ニヤニヤしてたら、土方くんと目があった。
気付かないフリして、近い位置にいた沖田くんの肩を抱き寄せてみる。
おぉ、小さい。
見た感じから華奢な新八とは、また違う衝撃。
「いやいや、沖田くんはホントいい子だねぇ」
「そいつァどうも」
「…アホか、お前は総悟の本性知らねぇだけだろが」
おおぉ、土方くんの仏頂面がレベルアップ。
当然気付いた沖田くんが、スゴイ楽しそうなのが空気で分かる。
見せ付けるように、沖田くんからも半歩俺に寄り添ってきた。
「何言ってんですかぃ、俺は旦那のコト好きですしねぇ。好きな人の前なら、素直にもなるってモンじゃあねぇですかぃ?」
うわ、凄まじく素直じゃない。
途端に土方くんの顔が、寂しいようなムッとしたような微妙な表情になった。
可愛いねぇ。
2人とも何か言いたそうにしてたけど、先に俺が邪魔をする。
「うん。銀さんも、沖田くん好きだな~」
そのまま横向けば、すぐ適切な高さにある茶髪に、チュッと1つキスしてみた。
「なッ…」
土方くんが驚愕に目を見開く。
沖田くんなんか、瞳孔開いたまま固まっちゃってる。
そして、一瞬の間の後。
「ッ、ギャアァァァァァ!!!?」
蒼白に絶叫する沖田くんに力一杯投げ飛ばされた。
流石は神楽とタメ張れるだけのコトはある。スゴイ力…。
しかし幸か不幸か、俺が投げ飛ばされた先は見事に土方くんの胸の中。
「いっつ…!」
「Σあぁッ!!!」
我に返った沖田くんが再度叫んだ。
俺はと云えば、土方くんにぶつかった勢いのまま、彼に覆い被さった形。
おおおぉ、細い!
「テメェ、総悟に何してやがる!?」
今の自分の状況よりも、さっきの沖田くんに対してのお咎めですか。
ますます楽しくなってきた俺は、眼前の美形へ更に距離を詰めた。
「妬いてるの?可愛いね。まあまあ、土方くんにもチューしてあげるから」
「は」
唖然と硬直する土方くんに、そっと唇を寄せる。
でも触れる直前に、ガキッと頭を鷲掴まれた。
「俺の土方さんに、触んじゃねぇェェ!!!」
………また沖田くんに投げられた。
しかも今度は、見事に首をキメられながら。
地面に叩き付けられた体が悲鳴を上げる。
成る程、土方くんが絡んでる時の制裁の方が、万倍強烈なワケね…。
「うわァァん!土方さんッっ」
「なんなんだ、コイツァ…ι」
逆さまな視界の中で、茫然とした土方くんにヒシッとしがみ付く沖田くんが見えた。
2人とも、健気だねぇ。
「土方さァん、土方さんのチューで消毒して下せぇ」
「アホか、調子に乗んな!!」
俺のコトはすっかり忘れたように、また2人寄り添って去って行く。
ちょっと切ないけど……まぁいい。
強気でプライドの高い凛とした大人の美人に、一筋縄じゃいかない一途で優しい可愛い子。
なんてオイシイんでしょう。
「まぁ、2人はそーやって仲良く、悪い虫寄せ付けずにいて下さいナ」
その内、纏めて俺が貰うから。
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銀沖土!!(笑) 銀さん変質者か(死)
しかしヤバイよクセになる(<え) 思い切り好き嫌い分かれそうだけどまたやったらゴメン(<!?)
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